FXにおける「自動売買プログラム」

FX取引は通貨を保持することにより、その通貨に評価損益が生まれます。
もちろん、これを利用して資産を運用していく事がFXの本分なわけですが、通貨を保持している間は、利益を含むこともありますし、損失を含むこともあります。

自分の資金を投資した通貨の価値が変わることは、やはり気になる物で、どのぐらい上がっているだろうか、損をしているのではないだろうかと頻繁に為替レートを確認することはしばしばでしょう。
実際に、外国為替市場は24時間開かれているために、為替レートの変動は常に起こっていますし、通貨を保持して眠っている間に損失を被ったり、朝起きて値動きを確認して見たら、大きな利益を得るチャンスを逃していたという事もよくある話になります。

こうしたことを、取りこぼさないようにするためには、どのような方法があるでしょうか。
その回答の一つが、FXの取引システムツールソフトに組み込む「自動売買プログラム」になります。

FXでの取引きの手法には、為替レートを目の前にしながらその状況ごとに対応して自らが取引を行う「裁量トレード」と、あらかじめ取引きのルールとその為替数値などを設定して置き取引きを行う際にはそのルールに従って投資を行う「システムトレード」というものがあります。

このうちのシステムトレードのルールや数値設定をプログラム化し、取引ツールソフトに自動的に行わせてしまうものを自動売買プログラムと言い、そうしたものを使ったトレード方法を「自動システムトレード」と呼んでいるのです。

自動システムトレードを提供している取引ツールソフトの会社はいくらかあるのですが、現在、人気を集めており世界中で使われているものの一つに、イスラエルのトレーデンシー社が開発した「ミラートレーダー」があります。

このミラートレードでは、プロの投資家などが設定した取引ルールをプログラム化したストラテジーというものを用意し、それを選択し相場の状況などに合わせて設定することによって、投資家が寝ている間でも、仕事をしている間でも、休むことなく投資取引を行い続けることができます。
また、ストラテジーの種類も豊富で、投資家が自分の投資スタイルに合ったものを選択することも可能になっています。

これであれば、初心者の投資家であってもプロの考えた戦略でFX取引を行うことができるのですが、必ずしも勝てるものではないという事を理解する必要があります。
元来からして、外国為替市場の相場レートの変動を予測することは、プロ投資家であっても難しく、その状況によって細かく戦略を変えているのが事実です。
ところが、自動売買プログラムは、きめ細かく設定を施したとしても、相場の流れがそれに合わないものになってしまっては、ケースによっては損失ばかりを取り込む取引きを繰り返すしかないこともあるのです。

もちろん初心者投資家が、投資の助けとして、こうした自動売買プログラムを利用することも可能ではありますが、資産を運用して増やしていくのが目的であれば、まずは自分自身で投資を行い、相場やレートの仕組みを理解し、それに合う投資の仕方を行えるようになってから、その行動を指導売買プログラムに任せる、という利用が望ましいと思います。